フランス語で「かかる」と言う(時間、費用)

日本語で「かかる」と一言で言っても、フランス語の場合、主語によって使う動詞が変わってきます。また、時間がかかるのか、お金がかかるのか、でも変わってきます。今日は「かかる」意味する表現をご紹介します。

かかる「時間」を表す場合

1.mettre

人物などの動作主を主語にします。何かをするのにかかる時間を表します。

「私は10分かけて駅に行く。」

Je mets 10 minutes pour aller à la gare.
(英 I take 10 minutes to go to the satation.)

2.prendre

状況を示す語(ça, cela, il) を主語にします。動作主を明記する必要はありませんが、もし明記したい場合は、間接目的語にします。

「駅に行くのに10分かかる。」

Ca prend 10 minutes pour aller à la gare.
(英 It takes 10 minutes to go to the station.)

・動作主を明記したい場合

「駅に行くのに、私には10分かかる。」

Ca me prend 10 minutes pour aller à la gare.
(英 It takes me 10 minutes to go to the station.)

3.falloir

上の prendre よりも「必要性」に焦点が当たります。また、主語は常に非人称の il を用います。一般的な事象として言いたいときは、動作主を明記する必要はありません。

「(私が)駅に行くのに10分必要だ。」

Il (me) faut 10 minutes pour aller à la gare.
(英 I need 10 minutes to go to the station.)

かかる「お金」を表す場合

1.payer

「支払う」の意味の動詞です。人物などの動作主を主語にします。

「私は飛行機代に100ユーロ支払った。」

J’ai payé 100 euros pour le billet d’avion.
(英 I payed 100 euros for the plane ticket.)

2.coûter

「値段が~である」を意味する動詞です。支払う対象を主語にします。動作主を明記する場合は、間接目的語にします。

「飛行機代は(私に)100ユーロかかった。」

Le billet d’avion (m’) a coûté 100 euros.
(英 The plane ticket costed (me) 100 euros.)

その他

1.dépenser

「費やす」の意味の動詞です。多くの場合、費やすことを意図していなかったときに使います。時間にもお金にも使えます。

J’ai dépensé 10 minutes pour aller à la gare.
(英 I spent 10 minutes to go to the station.)

J’ai dépensé 100 euros pour le bellet d’avion.
(英 I spent 100 euros on the plane ticket.)

最後までお読みくださりありがとうございました。ご参考になれば幸いです。

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