秋の夜長に観たい、芸術・文学がテーマのフランス映画

1.パリに見いだされたピアニスト

原題は Au bout des doigts (指先で(または指先にあるもの))。経済的理由から、ピアニストを目指すことを諦めたが、どこかで夢を捨てきれない青年の物語。万人に開かれているはずの芸術だが、それを極めることは経済的に恵まれた人にしか許されないのかを考えさせられる作品です。

2.9人の翻訳家~囚われたベストセラー

原題は Les Traducteurs (翻訳家たち)。ベストセラーの9か国語翻訳版の同時リリースを前に、地下室へ隔離されて作業を強いられる翻訳者たちを、恐怖が襲い掛かります。文学は、ビジネスなしでは存在しえないのか、純粋な文学とは何ぞやについて考えさせられる作品です。

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