ジェロンディフと現在分詞の使い分け
現在分詞にしか表せないこと
1.名詞の修飾
関係代名詞を使う代わりに、直前の名詞を修飾することができます。
「寝室で踊っている男の子」と言いたい時、
Le garçon dansant dans sa chambre.(= qui danse)
(英 The boy dancing in his room.(= who is dancing))
と言います。
この用法の現在分詞は、かっこ内のように、関係代名詞を使って言い換えることができます。
2.完了
現在分詞は、ジェロンディフでは使えなかった「複合形(助動詞+過去分詞)」を使うことができます。
「出かけてしまったので、今朝私は荷物を受け取れません。」と言いたい時、
Etant partie tôt, je ne peux pas recevoir le colis ce matin.
(英 Having left home early, I cannot receive the parcel this morning.)
と言います。※ être の現在分詞は省略できるので、Partie, … と言うことも可能です。
3.avoir, être, pouvoir を使った原因・理由・手段・条件
「喉が痛いので、私は今日話せません。」と言いたい時、ジェロンディフではなく、現在分詞を使います。
Ayant mal à la gorge, je ne peux pas parler aujourd’hui.
(英 Having a sore throat, I cannot speak today.)
4.絶対分詞節
副詞節で、主節の主語と別の主語を立てたい時、現在分詞を使います。
例えば、「風が強く吹いているので、遠足は中止になるでしょう」は、
Le vent soufflant fort, l’excursion sera annulée.
(英 The wind blowing strong, the excursion will be cancelled.
と言えます。
その他、ジェロンディフと現在分詞の両方が使える場面もありますが、日常生活ではジェロンディフが一般的に使われます。
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