ジェロンディフと現在分詞の使い分け
ジェロンディフも現在分詞も、動詞の変化形です。どちらも、主語に合わせて活用する必要がないので、比較的使いやすいのではないでしょうか。ですが、使い分けが分らないというお声もいただくので、今日はその違いについて書いてみます。
※ 前提として、現在分詞は日常会話ではあまり使われず、書き言葉で使われます。
(ジェロンディフと現在分詞の大まかな用法や作り方については、ここでは割愛します)。
リンク
ジェロンディフにしか表せないこと
1.同時性
ジェロンディフの代表的な用法は、「同時性」です。「~しながら」と言いたい時に、ジェロンディフを使います(現在分詞は使えません)。英語で言うところの while ~ing です。
「私はポテトチップスを食べながらテレビを観ます」と言いたい時、
Je regarde la télé en mangeant des chips.
(英 I watch TV while eating crisps.)
と言います。
2.譲歩
「~にもかかわらず」と言いたいときに、ジェロンディフを使います。ただし、強調の tout を必ず前につけてください。
例えば、「私は夜よく眠っているのにいつも眠い」と言いたい時、
Tout en dormant bien la nuit, j’ai toujours sommeil.
(英 While sleeping well at night, I am always sleepy.)
と言います。