フランス語は、急がなくていい

焦ると、かえって覚えられない。教えてきた中で、そう感じることがあります。覚えなきゃ、間に合わなきゃ、と思うほど、頭は固くなっていくのです。
とくに試験が苦手な生徒さんは、不安が先に立ち、フランス語を好きになった最初の気持ちを、忘れてしまうことがあります。「好き」で始めたはずなのに、いつのまにか「できていない自分」ばかりが目に入ってしまう。
私自身は、もともと音読が好きでした。日本語の本でも、声に出して読むのが好きで、授業であてられて読むと褒められることも多く、それが自信になっていきました。
フランス語でも同じでした。声に出して読むうちに、発音が整い、フランスの現地でも、通じなくて困るということはありませんでした。通じる経験がまた自信になり、音読がますます楽しくなる。楽しいから、また声に出す。そんな好循環の中で、フランス語が上達してきたと感じています。
急がない、というのは、さぼることではありません。「好き」という気持ちを守りながら、続けることだと思っています。
今日は、好きなフレーズをひとつ、声に出してみてください。それだけで、十分です。

