ネイティブにならなくていい
フランス語の歌が、聞いた通りに歌えませんでした。何度やっても、自分の歌に納得できない。今も、納得しているわけではありません。
当時の私は、どこかでこう思っていたのだと思います。「ネイティブは前提が違うのだから、まねしても意味がない」と。
ところが、フランス帰りの日本人の友人のフランス語を聞いたとき、その発音の美しさに衝撃が走りました。今でも忘れられません。友人のまねをしてみたところ、少しずつ改善したのです。遠い理想より、少し先を行く人のほうが、次の一歩が見えやすかったのだと思います。
「正しさ」のその先には、正解のない楽しさがあります。完璧を目指さなくても、まねをして、少し近づいて、また楽しむ。その過程も大切にはぐくんでいきたいです。
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