動詞 jouer の使い分け

動詞 jouer には、「遊ぶ」の意味のほか、「(楽器を)演奏する」「(球技・ゲームを)する」「(役を)演じる」などの意味もあります。 意味によって構文が異なってくるので、今日はその違いについてまとめます。

1.jouer:「遊ぶ」

Les enfants jouent dans le jardin.(子どもたちが庭で遊んでいます。)
英:The chilidren are playing in the garden.

このとき、動詞 jouer は目的語をとらない自動詞として使われます。

2.jouer de + 楽器:「(楽器を)演奏する」

Mon oncle joue bien de la guitare.(私の叔父はギターを上手に演奏する。)
英:My uncle plays the guitare weill.

動詞 jouer の後ろに前置詞 de を置いてから、楽器の名前を続けます(jouer de +楽器)。

例文の la guitare は女性名詞なので、前置詞 de の後ろにそのまま置くことができますが、
男性名詞の場合(le piano など)は、定冠詞 le が前置詞 de と縮約して du になるので

Mon oncle joue bien du piano.

のようになります。

3.jouer à + 球技・ゲーム:「(球技・ゲームを)する」

On va jouer aux cartes après ?(この後カードゲームをしようか。)
英:Shall we play cards afterwards?

スポーツの中でも球技に関しては、動詞 faire のほかに jouer も使うことができます。この時、前置詞 à を置いてから球技やゲーム名を続けます。(トランプなどの)カードゲームは les cartes なので、冠詞 les が前置詞 à と縮約して aux に変化します。サッカー le foot(ball) なら

On va jouer au foot après ?

となります。

4.jouer + 役:「役(割)を演じる・果たす」

Ma grande soeur joue le rôle principal dans cette pièce de théâtre.(私の姉はこの劇で主役を演じる。)
英:My elder sister plays the main role in this play.

Cette invention a joué un rôle important dans le développement économique.(この発明は経済発展において重要な役割を果たした。)
英:This inventon plays an important role in economic development.

この意味のとき、動詞 jouer の後ろには直接目的語が続きます。2つ目の例文のように、抽象的な意味でもよく使われます。

授業中にいただいた質問への回答など、著書で紹介しきれなかったことも少しずつ紹介していきたいと思います。皆様のフランス語学習のお役に立てましたら幸いです。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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