スマホも地図もなかった時代、リヨンで学んだ「伝える」勇気

学生時代の写真を整理していて、ふと手が止まりました。

リヨンの街角。まだスマホもGoogleマップもなかった1999年。私たちはどうやって、この街で待ち合わせをしたのでしょうか。確か、〇日にこのユースホステルに集合ね、と祈る思いで約束したのでしょう。

当時の私は、まだ旅行者のひとり。かつて現地で暮らしていた友人の、淀みのないフランス語とコミュニケーション能力に、ただ圧倒されていました。自分との差に、少しだけ自信をなくしていました。

でも、その不便さと圧倒された経験があったからこそ、『完璧じゃなくても、まずは一歩踏み出すこと』の大切さを知りました。 私の本では、文法だけでなく『日常で使える活きた表現』にこだわっているのは、このリヨンの街角で感じた、あの切実な思いが原点にあるからです。

この後、友人と一緒に先輩の留学先 Ardèche と Aix-en-Provence を訪れてから、私は一人、幼少時代過ごしたロンドンへ、原点を探す旅へと向かいます。

あの時、私が喉から手が出るほど欲しかった『本当に使える表現』。それを20年後の私が形にしたのが、この一冊です。

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